力試しと発見とやりたいこと

「その時、何をして、何を思ったのか」を綴る僕の留学記。毎日更新予定。ありのままの様子を書きたい。インドネシアは、人々の生活の様子や習慣ひいては宗教との関わりを現地から自分の目で見て、味わって、体験したい。

結婚式とロンダと洞窟の墓

トラジャ8日目

今日は結婚式に参加してきました。葬式新築祝い結婚式が三大豪華儀礼ということで運良く全てに参加できそうだったので興味・関心・義務感で参加してきました。

 

ステイ先の家族の結婚式ということだったので近場だと思っていたら1時間ちょいかかってお尻と腰がやられました。

 

到着

f:id:yanabroad:20190709184753j:image
f:id:yanabroad:20190709184816j:image

 

一番大きいトンコナンの下に中心の舞台が
f:id:yanabroad:20190709185000j:image

 

この客人用の建物も儀礼が終われば取り壊されるそうです。
f:id:yanabroad:20190709184956j:image
f:id:yanabroad:20190709184833j:image

 

屋根付きのエリアは一応血縁者のみらしいんですが、空いていたので座らせてもらえました。
f:id:yanabroad:20190709185117j:image

 

短剣が男性の象徴、丸い楯が女性の象徴だそうです。

f:id:yanabroad:20190709185015j:plain


旗にも同じように描かれていました。
f:id:yanabroad:20190709185053j:image

葬式では赤色の旗だったんですが、赤の旗は葬式のみだそう。

黄色は幸福を象徴する色だそうで、結婚の儀礼では黄色が用いられます。

 

彫刻の模様も見たことない感じのが
f:id:yanabroad:20190709184926j:image

こうした装飾は村や家族によって異なるそうですが、共通の意味合いとしては「命の輪」が込められています。

 

司会者の方
f:id:yanabroad:20190709184946j:image

 

入場の音楽は割とポップ

f:id:yanabroad:20190709210202p:image

 

伝統衣装を身にまとった子供たちが花道を作って
f:id:yanabroad:20190709210140p:image

 

その間を新郎新婦が
f:id:yanabroad:20190709210151p:image

スーツとドレスでした。若干キリスト要素入ってるのかも。

 

その後ろをご両名の親御さんがスーツと赤い衣装で続きます。
f:id:yanabroad:20190709210145p:image

 

ご登壇
f:id:yanabroad:20190709210239p:image

 

両サイドにそれぞれ血縁の女の子が付きます。
f:id:yanabroad:20190709210219p:image

新郎はクリス(短剣)を所持

 

新婦の持ってるお花でブーケトスとかはしないそう。

f:id:yanabroad:20190710115547j:image

 

両サイドの女の子は一応新郎新婦を扇ぐ役割があるみたい
f:id:yanabroad:20190710115058j:image

 

相変わらずトラジャ語で全く分からない儀礼が一通り終わってお昼ご飯

おじさんが持ってる竹の中はPa' Piong(トラジャの肉料理)
f:id:yanabroad:20190710115105j:image

 

トラジャの酒のBarro

f:id:yanabroad:20190710115108j:image

5%くらいらしいです。

 

食事の間に新郎新婦、親戚一同はお色直しへ。

最初はスーツとドレスの西洋風の衣装で登場して、お色直し後は伝統衣装を身に付けるのが通例だそう。

 

ご両親はどちらも赤い衣装に切り替わりました。
f:id:yanabroad:20190709210134p:image

 

主役待ち

f:id:yanabroad:20190710115157j:image

 

新郎新婦も赤い伝統衣装
f:id:yanabroad:20190709210128p:image
f:id:yanabroad:20190709210224p:image

 

ここから握手会兼
f:id:yanabroad:20190709210215p:image

 

撮影会がスタート
f:id:yanabroad:20190709185039j:image

 

長蛇の列かつ雲行きが怪しかったので断念
f:id:yanabroad:20190709185111j:image

 

規模が大きい分お客さんが多く、大変そう…
f:id:yanabroad:20190709185141j:image
f:id:yanabroad:20190709185047j:image

 

その脇では生歌演奏


f:id:yanabroad:20190709185033j:image

 

昼前から参加したのですが、午前中は教会でプライベートなお祈りをされていたそうです。
f:id:yanabroad:20190709185009j:image

挙式と披露宴を午前午後で一気に済ませたような感じだと思います。

 

関係ないけど建造中のトンコナンを発見
f:id:yanabroad:20190709184829j:image

 

いつものガイドの兄ちゃんがついでに観光地のLondaというところへ連れて行ってくれました。
f:id:yanabroad:20190709185057j:image

棺を納める際には穴を掘ってその中に安置するのですが、ここは人の手が入っていない天然物の洞窟でトラジャ周辺に2箇所しかないそう。

そのうちもう一つは既にいっぱいになってしまったので、今も尚使用されているのはここだけだそうです。

 

全体像はこんな感じ
f:id:yanabroad:20190709184907j:image

 

所々穴が開いており、その中に棺が安置されています。
f:id:yanabroad:20190709185121j:image

高ければ高いほど、生前の地位が高いようです。

安置するまでの手間暇、必然的に見上げることになるので敬意を表すといった理由があるそう。

 

写真中央の突出した灰色っぽいのも棺の一つ。
f:id:yanabroad:20190709184941j:image

皇族レベルのお墓です。

 

洞窟の入り口付近にも棺やタウタウ(死者を模した人形)がたくさん
f:id:yanabroad:20190709184910j:image

 

ギリギリのところに棺が
f:id:yanabroad:20190709185139j:image

 

入場料とは別に課金して灯りの人を雇って入れます。

100,000ルピアとか言われたんでごねて70,000ルピア(500円ちょい)で

物価を考えるとそれでも高いですが観光地は外国人ぼったくられるもんなので多少はしゃあない。

 

こんな感じでガイド兼灯り

f:id:yanabroad:20190710124129p:image

 

洞窟の至る所に棺

f:id:yanabroad:20190710124134p:image

ワンブロックが一家族

 

灯り多すぎて逆に明るい

f:id:yanabroad:20190710124141p:image

 

僅かに髪の毛が残っています。
f:id:yanabroad:20190709185030j:image

 

こんな感じでお供えもしてありました。
f:id:yanabroad:20190709185135j:image

 

両親に結婚を反対されて自殺してしまった男女のお墓
f:id:yanabroad:20190709185006j:image

同一家族として一緒に埋葬されているそうです。


天然物の洞窟なので隙間をうまいこと使って至る所に
f:id:yanabroad:20190709184758j:image
f:id:yanabroad:20190709185036j:image


f:id:yanabroad:20190709185003j:image
f:id:yanabroad:20190709184826j:image
f:id:yanabroad:20190709184929j:image
f:id:yanabroad:20190709184819j:image

f:id:yanabroad:20190709190539j:image

 

ここで行き止まり
f:id:yanabroad:20190709185128j:image

 

さっきの行き止まりの裏側がこんな感じ
f:id:yanabroad:20190709185144j:image