結婚式とロンダと洞窟の墓
トラジャ8日目
今日は結婚式に参加してきました。葬式、新築祝い、結婚式が三大豪華儀礼ということで運良く全てに参加できそうだったので興味・関心・義務感で参加してきました。
ステイ先の家族の結婚式ということだったので近場だと思っていたら1時間ちょいかかってお尻と腰がやられました。
到着
一番大きいトンコナンの下に中心の舞台が
この客人用の建物も儀礼が終われば取り壊されるそうです。
屋根付きのエリアは一応血縁者のみらしいんですが、空いていたので座らせてもらえました。
短剣が男性の象徴、丸い楯が女性の象徴だそうです。
旗にも同じように描かれていました。
葬式では赤色の旗だったんですが、赤の旗は葬式のみだそう。
黄色は幸福を象徴する色だそうで、結婚の儀礼では黄色が用いられます。
彫刻の模様も見たことない感じのが
こうした装飾は村や家族によって異なるそうですが、共通の意味合いとしては「命の輪」が込められています。
司会者の方
入場の音楽は割とポップ
伝統衣装を身にまとった子供たちが花道を作って
その間を新郎新婦が
スーツとドレスでした。若干キリスト要素入ってるのかも。
その後ろをご両名の親御さんがスーツと赤い衣装で続きます。
ご登壇
両サイドにそれぞれ血縁の女の子が付きます。
新郎はクリス(短剣)を所持
新婦の持ってるお花でブーケトスとかはしないそう。
両サイドの女の子は一応新郎新婦を扇ぐ役割があるみたい
相変わらずトラジャ語で全く分からない儀礼が一通り終わってお昼ご飯
おじさんが持ってる竹の中はPa' Piong(トラジャの肉料理)
トラジャの酒のBarro
5%くらいらしいです。
食事の間に新郎新婦、親戚一同はお色直しへ。
最初はスーツとドレスの西洋風の衣装で登場して、お色直し後は伝統衣装を身に付けるのが通例だそう。
ご両親はどちらも赤い衣装に切り替わりました。
主役待ち
新郎新婦も赤い伝統衣装
ここから握手会兼
撮影会がスタート
長蛇の列かつ雲行きが怪しかったので断念
規模が大きい分お客さんが多く、大変そう…
その脇では生歌演奏
昼前から参加したのですが、午前中は教会でプライベートなお祈りをされていたそうです。
挙式と披露宴を午前午後で一気に済ませたような感じだと思います。
関係ないけど建造中のトンコナンを発見
いつものガイドの兄ちゃんがついでに観光地のLondaというところへ連れて行ってくれました。
棺を納める際には穴を掘ってその中に安置するのですが、ここは人の手が入っていない天然物の洞窟でトラジャ周辺に2箇所しかないそう。
そのうちもう一つは既にいっぱいになってしまったので、今も尚使用されているのはここだけだそうです。
全体像はこんな感じ
所々穴が開いており、その中に棺が安置されています。
高ければ高いほど、生前の地位が高いようです。
安置するまでの手間暇、必然的に見上げることになるので敬意を表すといった理由があるそう。
写真中央の突出した灰色っぽいのも棺の一つ。
皇族レベルのお墓です。
洞窟の入り口付近にも棺やタウタウ(死者を模した人形)がたくさん
ギリギリのところに棺が
入場料とは別に課金して灯りの人を雇って入れます。
100,000ルピアとか言われたんでごねて70,000ルピア(500円ちょい)で
物価を考えるとそれでも高いですが観光地は外国人ぼったくられるもんなので多少はしゃあない。
こんな感じでガイド兼灯り
洞窟の至る所に棺
ワンブロックが一家族
灯り多すぎて逆に明るい
僅かに髪の毛が残っています。
こんな感じでお供えもしてありました。
両親に結婚を反対されて自殺してしまった男女のお墓
同一家族として一緒に埋葬されているそうです。
天然物の洞窟なので隙間をうまいこと使って至る所に
ここで行き止まり
さっきの行き止まりの裏側がこんな感じ