力試しと発見とやりたいこと

「その時、何をして、何を思ったのか」を綴る僕の留学記。毎日更新予定。ありのままの様子を書きたい。インドネシアは、人々の生活の様子や習慣ひいては宗教との関わりを現地から自分の目で見て、味わって、体験したい。

大家族と置き去り感と流れのまま

アチェ4日目

昨晩停電があってクーラーが止まったせいで暑過ぎて眠れませんでした。Wi-Fiも使えなくなるのでただただ寝れない時間は地獄でした。

 

さて、昨日に続いてレバラン(お正月的なやつ)です。ステイ先のお家にお客さんが訪ねてきましたが、昨日と比べると少なかったです。今日は逆にこちら側の家族が訪ねて周りました。

ステイ先は家もデカいし昨日の訪問者数も滅茶苦茶多くてびっくりしました。お婆さんが8人兄弟の大家族のようです。多分お爺さんがアチェの首長を務めていたので金持ちなんだと思います。

 

この辺りでは血縁同士は近くに住むの基本らしくて昨日も今日も徒歩3分くらいのところを転々としていました。

 

1軒目の訪問

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訪問先ではお菓子が置いてあって自由にどうぞ状態です。

応接間みたいなところに座って親戚お喋りタイム。

 

2軒目は1軒目の家族と一緒にお邪魔しました。

ご先祖がオランダ占領時代(17世紀ごろ)からコーヒー屋を営んでいるそうで、何故か分かりませんがお店の名前が入ったTシャツを親戚一同の若い男衆に着せてました。

来てた男の子たちは気付いた時には元の服に着替えてました。何となく気持ちが分かって嬉しかったです。

 

行く前はタダで色々食べれるし、色んな人と話せるチャンスがあるしラッキーと思って出かけたんですが蓋を開けてみると少し違いました。

要は親戚同士のお正月の会話なので「最近どうなの?」とか「あの子は?」とか話題は身内ネタ。そもそも名前も顔も浮かばないし、家族のメンバー多すぎて覚えられないし…で正直ついていけませんでした。

 

極めつけはアチェ語で会話が繰り広げられること。

インドネシア人は国語のインドネシア語とそれぞれの地域の言葉を話すのが基本で、広く見るとみんなバイリンガルといった感じです。それほど語彙が違います。

 

ステイ先にいる時もそうでしたが、ある程度インドネシア語も交えてくれたり分からない時は聞けたりしました。でも大勢での会話においては中々そうもいきません。

そもそも分からなかった単語が「アチェ語だから分からない」のか「インドネシア語だけど知らない」のか「リスニングができてない」のかさえも分からないのが不安でしょうがなくて置き去り感をひしひしと感じました。

ただひたすら食べて飲む外国人の客になってました。不服です。

 

3軒目は打って変わって楽しかったです。
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Selamat Idul Fitri(あけましておめでとう)

 

行ってみると昨日ずっとお話してたお爺ちゃんのお家でお邪魔するなり、隣に座るよう誘ってくれてすごく嬉しかったです。

他のご家族の方も親切で気にかけてくれて話しやすくて楽しめました。

 

10時くらいでしたがブランチ

カレー風のやつ
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お手製マンゴージュース

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広い庭にブランコが複数あってよく分かりませんでした。
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一旦帰って再出発で4軒目。お昼過ぎにご馳走になりました。

ステイ先に訪問してた方が一緒に連れて行ってくれました。感謝。

 

トマトご飯。

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赤いから辛いと思って食べてました。トマトだよって言われて己のバカ舌に気付かされました。

 

自然に受け入れてましたが、なんでこんな器家にあるの?って庶民の思考は忘れないようにしたいです。
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このジュースが一番美味しかったです。(ナタデココ入り)
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麺withモチモチした何かが入ってるスープ
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レバランを過ごしてみたいと思ってイスラム圏かつ知り合いが増えたアチェに来ましたが楽しい面も苦しい面も味わった一日でした。振り返ってみると今までは自分で何かを成し遂げたとかではなくて、流れのまま上手くいってたんだなと。

 

「一緒に行こう」、「家においでよ!」

前回アチェに訪れた時は誘われるがまま何かをしてました。ここには行きたいと主張したことは何度かあっても周りが助けてくれて、アレコレお世話してくれて何とかなってました。正直そこに甘えた方が楽なので甘えたいけど、甘え過ぎかな…と少し反省です。

 

今日は一種の疎外感を覚えたことがきっかけですが、家族の会話に入りたかったわけではありません。ついていけないなら他の人に話しかけてみようかなとかもよぎりました。でも家族が集まってる時にたまたま居合わせた外国人とわざわざ話す必要あるのかな…とか考えてしまって何もできませんでした。

未だにどうすれば良かったのかは分かりませんが、もう少し自分から動けるようになっていけたら良いなと思います。