力試しと発見とやりたいこと

「その時、何をして、何を思ったのか」を綴る僕の留学記。毎日更新予定。ありのままの様子を書きたい。インドネシアは、人々の生活の様子や習慣ひいては宗教との関わりを現地から自分の目で見て、味わって、体験したい。

教会と11/10とサテ・クロポ

スラバヤ4日目

観ようと思っていたゴジラが昨日まででした。残念。

 

さて今日はスラバヤで最も歴史のあるカトリック教会から
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基本的にはキリスト教徒以外は入れないんですが、歴史的な建造物ということで入ることができました。
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200年の歴史があって当時はこんな感じ
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1945年に焼けてしまったようで、再建前の中の様子
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1900年頃の概観
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宗教施設は交流の場にもなるので賑わっています。これは2005年頃の写真。
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カトリック関連の衣類や道具も展示されていました。
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いざ、中へ
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ステンドグラスがめっちゃ綺麗
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絵画も
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教会横にも少し
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パイプオルガンを耳にしながら教会の雰囲気を味わえて感動モノでした。

 

ヨーロッパの国々に比べれば200年は浅い歴史かもしれませんが、宗教の多様性を認めているインドネシアで教会、モスク、寺院が混在しているのが特徴的で面白いなと思います。

 

ムスリムの友人と一緒に訪れたのですが、スカーフを巻いていても全然入ることができました。友人は祖父が元々クリスチャンだそうで、結婚の際に祖母側の宗教であるイスラム教に入信したそうです。親戚にはクリスチャンも多く、クリスマスも全然お祝いするよーと話していました。珍しいとは思いますが興味深い話だなと思いました。

 

他にも中華系のエリアもあります。
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スラバヤは本当に中華系の人が多くて、モールに行けばスカーフ巻いてない人の方が多いんじゃないかなって思うほど。

僕もインドネシア語を話していると中華系に間違われます。「日本人だよー」と言うと結構驚かれるので反応を見るのが楽しいです。

 

続いて前日に行ったTugu PahlawanにあるMuseum Sepuluh November (11/10博物館)に行きました。

 

長いオランダ占領時代を経て、日本占領期に取って代わり第二次世界大戦終了時まで続きました。

日本軍が撤退した後、オランダが再度占領しようとやってきます。その際の独立闘争において活躍した英雄をPahlawanと称し、彼らを讃える記念塔と博物館がこちらです。

こうした闘争はスラバヤに限ったことではないですが、オランダ占領の中心地だったこともあり激しい戦いが繰り広げられてたんだと思います。

 

そしてその記念日が1945年11月10日。だから博物館の名前になっているという感じです。それだけでなくSepuluh(10) Nopember Institute of Technologyというこの記念日にちなんだカレッジも存在するほど。

また、スラバヤの11月10日は学校へミリタリーの服を着て行くそうです。

 

 

当時の写真と壁画
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当時のTugu Pahlawan
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2階建てで1階には独立までの過程が紹介されていました。

スラバヤの現地の人を治療した病院
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戦いで負傷した人々の治療を一手に引き受けていた病院です。今でも残っているようです。


Kempataiという集会所
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スラバヤの若者たちが降参を拒否したため11月10日に爆破された場所です。


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スカルノ大統領の有名な演説
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「若者は世界を変える力がある。立ち上がろう!」みたいな内容を私的な表現を使ってスピーチしています。

 

他にも「みんなのためになることができるならどんな宗教であれ、どんな民族であれ関係ない」
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宗教や民族が違っても、インドネシア人は1つというビネカ・トゥンガル・イカのモットーを表した演説です。


今でも残るオランダの建物たち

マジャパヒト・ホテル
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Siolaモール
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Balai Kota(市の行政機関)
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というように当時の建物をそのまま、あるいはベースに改修して今に至っていることがよくわかります。

 

出口にはまた壁画が
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歴史を勉強してお昼ご飯にサテ・クロポの有名なお店に。
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クロポはジャワ語で、インドネシア語ではクパラ(ココナッツ)です。

 

目の前で焼いているから余計に美味しそう。
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来ました。

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ご飯にもサテにも粉末のココナッツがかかっています。

 

ソースはピーナッツベースですが程よい甘さで美味しい。

何よりその場の炭火で焼いたサテなのでめっちゃ美味しかったです。

インドネシア価格的に少し割高ですが32,000ルピア(300円弱)

 

収穫もあり、美味しいものも食べれて有意義な時間を過ごせました。