シデメン村の一夜と景観と家族の生業
バリ16日目
シデメンでの一夜が明けました。
鈴虫の音は本当に心地良いです。それだけなら良かったんですが、昨晩は何度も目覚めて朝も6時くらいに起きました。
原因達↓
こいつら時間構わずワンワン、コケコッコー鳴きやがる。困ったもんです。
まぁそれが村の生活なんだなと思いました。
犬に至っては歩くたびに吠え掛かってくるので仏の心で受け流しています。
そして今日はシデメン村をバイクで案内してもらいました。
自然豊かな道を通って来たのは田畑。
赤く映っているのがチャベ(唐辛子)
これも
反対側には田んぼ
シデメン村は二期作
チャベと稲を同時並行で育てつつ、収穫後にはそれぞれ入れ替えて育てるのがここのやり方だそう。
傍にはお馴染みの寺。
小さめのも
田畑につき必ず一つお寺があるそうです。豊作祈願。
田畑を離れて再出発!と思いきや犬
バイク乗っても追いかけて来て普通に怖い。
移動中に撮ったものも併せてお届け!
洗濯ものの乾かし方田舎
トゥガラランの棚田とは違った良さがあります。
何らかの儀礼?明らかに豪華な装飾
干すのは路上で
ドキドキ橋渡り
山道を抜けて目的地到着。
その後は結構長い階段。しんどかった。
野生のバナナ
所々見える実はホワイトマンゴー。初めて見た。
そして頂上に到着。
シデメンを一望
てっぺんにもお寺
バリ風ソースに使う実のチュンケ。
ほのかに甘くて良い香り
頂上付近で干されてました。
こっちの方がすごい良い香りしました。
ひっそりと実る臭いアイツの影…
臭いくせに意外と採るの難しいところに居やがる。
そして帰り際に案内してくれたオーナーの実家に訪問させてもらいました!
生活の様子を見ることができ、シデメン村の人々の生業を覗くことができました!
その前にファミリーテンプル。
本当にどの家にもあることを痛感。
オーナーご一家のご厚意で入らせてくれました!
パノラマで全容を…
左手前の建物から順に個別ではこんな感じ
家では大人は仕事して、子どもは遊んでいました。
女性はトンカットと呼ばれる機織り。
一本一本模様が出るように糸を通して織っていました。気の遠くなる作業…。
現時点での仕上がり。これ一本一本手作業でやってるのすごくないですか!?
これはサルン。腰に巻く布。
1つ織るのに1か月もかかるらしい…。
お父さんの方は何らかの芋をすりおろしていました。
これを茹でて牛の餌にするようです。
家にはアホみたいに鶏が。
子どもは首根っこ捕まえたり、追いかけまわしたりして遊んでました。遊び方ワイルドすぎる…。
僕はてっきり鶏は肉やタマゴのために育てられていると思っていたんですが、儀式の際に戦わせるために育てられているそうです。
儀式の度に鶏同士の戦いのギャンブルが行われるようで、その戦闘のために飼われているんだとか。
以上がシデメン村とそこに住む家族の生活の様子です。
こっちは太陽が眩しいくらいに暑いなと思ったら、ゲリラ豪雨が降り出す不安定な天候。雨が降ったら大抵の人が家に帰って止むまでゆっくりするようなスローライフ。
家族の生業の方も、稼ぎが良いのかと言われれば微妙なところのはず。
でもお父さんが言っていたのは
「食べるのには十分」
生活している人の様子を見たり、実際に生の声を聴いたりして色々考えさせられました。
相変わらず道行く人が声をかけてくれます。
「挨拶から会話が始まる」
当たり前だけど、とっくに忘れてしまったような基本的なことを地道にやって交流するのがここシデメンでできることなのかなと今は考えています。