力試しと発見とやりたいこと

「その時、何をして、何を思ったのか」を綴る僕の留学記。毎日更新予定。ありのままの様子を書きたい。インドネシアは、人々の生活の様子や習慣ひいては宗教との関わりを現地から自分の目で見て、味わって、体験したい。

ブサキとスンバヤンとイカット

バリ18日目(振り返り)

この日は行きたかったブサキ寺院に行こうと午前中から動き始めました。 

ブサキ寺院はバリのヒンドゥー教寺院の中でも規模が大きく、アグン山の麓にあることから総本山とも呼ばれています。

 

入り口でスンバヤン(お祈り)に必要な道具が売られていました。購入必須なようです。
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こちらが本殿
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左から黒、黄、白、赤の傘が置かれています。

それぞれ神の象徴のようで、

  • 黒:ヴィシュヌ 水の神
  • 赤:ブラマ 火の神
  • シヴァ 風の神

と説明されました。

街の至る所に黄色と白で装飾されているのはシヴァ神の象徴ということかもしれません。

この神と色の関係がバリ人の普段行うお祈り、スンバヤンに関係してきます。

 

実際に入り口で買ったものを使ってお祈りすることができました。

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これがお祈り後に撮った写真。

 

  1. 左の方にある緑色の草を手に取り、こすり合わせて浄化
  2. 線香に火をつけて、煙側をお寺側に向けて置く
  3. い花びらを手に取り、ブラマ神へのお祈り
  4. 線香の煙を花びらに当てて、両手の人差し指で挟んでお祈り
  5. 色の花びらを取って、シヴァ神へのお祈り
  6. 最後に二色の花びら(の代わり)を取って、ヴィシュヌ神へのお祈り

これを毎朝、夕に行っているそう。

 

こうしたお供えはチャナンといってファミリーテンプルや家の前にも供えられます。家庭の安全祈願だそうです。

 

メル(多重の塔)の重なりは必ず奇数だそう。
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バリでは奇数が縁起のいい数字とされ、メルは神聖な山を模しているそうです。

 

龍を模した玄関先の飾り、ペンジョルの準備
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敷地内にはたくさんの寺院があるので写真でその一部を
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そして実際にスンバヤンをやってみることに
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恒例のファミリーテンプル

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最後に本殿の上から
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終始曇ってたので写真が綺麗に撮れませんでした。
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村に帰ってからは機織りのイカットの工場を見せてもらいました。

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社会の教科書で見たことある感じ

 

使われる糸は予めこんな感じで模様付けされています。
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なので機械を操作するだけで模様のある布を織ることができます。

 

完成品

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一方、過程で使われているのはソンケット

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こちらは織る過程で色んな糸を駆使しながら模様もつけていきます。

イカットは一日一つのペースで織れるようですが、ソンケットは一月に一つ。

 

でもその分模様が立体的で綺麗に浮かび上がります。
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こんな感じでこの日はとても充実していました。

順調と思われましたが、この後体調を崩したという次第です。